SHIMA DENIM WORKS

Born from sugarcane

ABOUT Who we are

Social Sustainable Circular Economy

地球に優しい、循環型のものづくりがしたい。
私たちは、アパレル産業が抱える課題改善につながる、エシカルな製品づくりと、それを持続可能なものにするサーキュラーエコノミーの確立を目指しています。

more

さとうきびのある原風景を残したい。

SUGARCANE

世界一の農産物「さとうきび」

沖縄の基幹作物である「さとうきび」。

砂糖の原料として私たちの食文化を支えるのみならず、土が海中に流出するのを防ぎ、海の生物や珊瑚を守る役目も務めています。

また、さとうきびは世界で年間約18億9600万トン生産されており世界最大級の農作物でもあります。

しかし、近年では農家の高齢化、後継者不足によるさとうきび農家の減少が問題になっていて、産業衰退の危機に直面しています。

BAGASSE

可能性のある未利用資源
「バガス」

さとうきびを搾汁した後に残る搾りカスは「バガス」と呼ばれています。

世界で年間約5億トン発生するバガスの使い道は、これまで製糖に使用する燃料がほとんどで、一部バイオマスや家畜の飼料などで利用されているものの、有効活用しきれていない状況が続いていました。

私達はこのバガスを原材料としてアップサイクルし、独自の素材を開発しました。

TRADITIONAL CRAFTS

日本の技術を掛け合わせた、JAPAN qualityのものづくり

パウダー状になったバガスは、融解され、伝統工芸品である美濃和紙の職人技による紙漉きの工程を経て、加工し易い丈夫な和紙糸に変わります。その和紙糸は、Japan Denimの一大産地である福山市の工場にて、環境に配慮したコットン「COTTON USA」と織り合わせられ、ようやくデニム生地として仕上がります。
出来る限り国内でサプライチェーンを構築することで、質の向上だけでなく、輸送コストが抑え、環境負荷の軽減にも繋げています。

廃棄物を生まない循環型モデル

  • さとうきび畑

    沖縄県の基幹作物であるさとうきび。耕地面積の約5割を占めており、年間収穫量は約80万トンにのぼります。
    収穫されたさとうきびは製糖工場に運ばれ、砂糖へと加工されます。

  • バガス

    製糖時に発生する副産物であるバガス。沖縄県内でも年間約20万トンほど発生しております。
    主には、焼却燃料や肥料として活用されておりますが、それでも一定量のあまりが発生しており、更なる有効活用法が模索されています。

  • バガス和紙

    パウダー状になったバガスは、伝統工芸品である美濃和紙の職人技によって和紙に加工されます。

  • バガス和紙糸

    和紙を細かくスリットし、撚り合わせ和紙糸を作り上げます。
    綿と比較した際に軽い仕上りで、高い吸水性と速乾性を持ち合わせた繊維です。

  • デニム生地

    スリットされたバガス和紙を、サスティナブルな栽培方法から作られる
    コットンUSAと織り合わせ、デニム生地が完成します。
    さらっとした独特の肌触りと吸水性・速乾性に優れたデニム生地になります。

  • SHIMA DENIM製品

    織られた生地は沖縄県内をはじめとして広島県福山、岡山県倉敷市など国内の職人たちの手によって製品化されます。

  • 残布・糸くず・廃棄物の回収

    生地や製品製造の際に発生する糸くずや切れ端はすべて回収します。
    また、販売した製品についても下取りのサービスを行い、回収するルートを構築します。

  • 炭化

    廃棄物はすべて炭化することで焼却時に発生するCO₂の削減を行います。

  • 土壌改良材

    炭化した廃棄物は多孔質で土壌改良材に適した性質となります。

  • 農地への還元

    土壌改良材として農地に還元し、新たなさとうきびの成長を促します。

PREV
NEXT

SERVICE

ORDER MADE

「大量生産・大量廃棄」 を改善するための生産方法として「オーダーメイド」による製品販売のサービスを展開します。
わたしたちは、注文~納品まで最短1週間という、いままでにないシステムを構築しました。
オーダーメイドをより手軽に、日々のファッションをよりエシカルにするサービスです。

more

SHARING

沖縄県の定番アイテムであるかりゆしウェアのシェアリングサービスをスタートしました。
短期間で捨ててしまうのではなく、一つ一つ製品を永く着用し、製品寿命の最大化を目指すサスティナブルなサービスです。

more